こんにちは。
高野歯科医院 院長の高野です。

先日の9月12日、福岡県歯科保険医協会主催のウェブ講演会へ参加しました。
公演の題目は、
”みんなで考えて「歯」と「口」から全身の健康を守りましょう
歯科は「認知症予防」「免疫機能強化」と関係あるの!?”
です。

公演によると、認知症の7割を占めるアルツハイマー病は、
「アミロイドベータ」などの異常なたんぱく質が長年、少しずつ脳に蓄積し、
発症や症状の進行につながるとされていますが、
歯周病の原因菌やその毒素が血管を通じて体内に侵入することで、
アミロイドベータが体内でつくられ、
脳に蓄積することが解明されたとのことでした。

現在のところ、認知症の治療法はないのですが、
歯周病の治療や予防で、認知症の発症や進行を
遅らせることができる可能性があるそうです。

また、歯周病菌が腸内細菌に悪影響をおよぼし、
善玉菌の働きを阻害することにより、免疫機能の低下を招くという報告もありました。

このようにお口の中の健康は、
全身の健康に大いに関係があるということがわかってきています。
当院では、お口の健康を通じ、皆様の健康づくりに貢献したいと願っております。
歯周病は自覚症状に乏しく、ご自身では気づきにくい病気です。
気になる方は一度、当院にて検査を受けてみられてはいかがでしょうか?