こんにちは。高野歯科医院 院長の高野弘一郎です。

日増しに暖かさを感じる今日このごろ、皆様いかがお過ごしでしょうか。

 

去る3月15日、九州がんセンターにて行われた研修に参加してきました。

テーマは「がん治療を支える周術期口腔機能管理」で、

講師はがんセンター歯科口腔外科の永井 清志先生です。

周術期とは、入院・麻酔・手術・回復といった、患者さんの手術中だけでなく、前後の期間を

含めた一連の期間のことです。

 

がん治療には外科手術、放射線治療、薬物療法、緩和ケア等がありますが、

いずれの場合にも合併症や感染の予防のため、お口の中を清潔に保つことが

重要とされています。

また、合併症等を予防することにより、入院期間の短縮や医療費負担の減少も期待できます。

そのためには、普段からメンテナンスでお口の中を清掃し易い状態に保つ必要があります。

 

講義の後は、永井先生に2016年に建て替えられた新病院内を案内していただきました。

新しい病院内は清潔で設備も整っており、大変関心致しました。

 

がん治療中の患者さんの歯科治療は、医科病院との連携が大変重要ですので、

そのために研修会等を通して、知識やスキルを十分に磨いていきたいと思います。