こんにちは。
高野歯科医院 院長 高野弘一郎です。
10月5日付の朝日新聞デジタルの記事に興味深いものを見つけました。
「認知症の原因物質歯周病によって蓄積する仕組みを解析」
https://www.asahi.com/articles/ASNB544G9NB5TIPE003.html
これは歯周病菌が体内に侵入し、認知症の原因物質を脳に蓄積して
記憶障害が起きる仕組みを、九州大などの研究チームが解析したと言うものです
認知症の7割を占めるアルツハイマー病は、アミロイドβなどの異常なタンパク質が
長年、少しずつ脳に蓄積し、発症や症状の進行につながるとされています。
今回の研究で、歯周病菌の原因菌やその毒素が血管を通じて体内に侵入することで、
異常なタンパク質が脳に蓄積することを加速させてしまうことが明らかになりました
また、歯周病の治療を行うことによって、認知症の発症や進行を遅らせることができる
可能性があるということがわかりました。
歯周病はその他にも、メタボや糖尿病、脳梗塞や心臓病などにも関連しているということが
わかってきています。
また、お口のケアはインフルエンザの感染予防にも有効だということがわかっています。
まだ研究段階ですが、コロナウィルス感染予防にも有効なのではと言う見方も広まっています。
当院では、お口の中の健康を保つことで、体全体の健康づくりに大きく貢献できると考えて、
日々の診療を行っております。
詳しくは当院スタッフまでお問い合わせください。